※鳥取駅1番のりばに停車中の特急はまかぜ2号 大阪行き。(2019年4月撮影)
大阪~香住・浜坂・鳥取を 播但線経由で結ぶ特急 「はまかぜ」。
1日に3往復運転されますが、そのうちの1往復は鳥取駅に乗り入れます。
これまで、朝に鳥取発 大阪行き、夜に大阪発 鳥取行きが運転されてきました。
2023年3月18日のダイヤ改正で、特急 「はまかぜ」 の鳥取駅乗り入れが 朝晩⇒日中に変更される予定です。
今回は、特急 「はまかぜ」 のダイヤ改正について、このブログで取り上げたいと思います。
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2023年3月18日にダイヤ改正を実施します (JR西日本 近畿統括本部)
※記事中の図は、いずれもニュースリリースからの引用です。
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まずは、下り(大阪⇒鳥取方面)から見ていきましょう。
はまかぜ1号(現行は浜坂行き)は、運転時刻を1時間50分繰り上げ(大阪9:38発⇒7:48発)、運転区間を鳥取駅まで延長します。
※毎年11月~3月に運転される臨時特急 「かにカニはまかぜ」 (大阪7:48発 浜坂行き)と同時刻となります。
逆に、はまかぜ5号(現行は鳥取行き)は、豊岡~鳥取駅間の運転を取り止めます。
上り(鳥取⇒大阪方面)は、こんな感じ。
はまかぜ4号の運転区間が拡大し、浜坂発⇒鳥取発となります。
逆に、はまかぜ2号は 鳥取~城崎温泉駅間で運転取り止めとなります。
ダイヤ改正後、はまかぜは 鳥取駅に12時8分に到着し、12時57分に出発します。
また、下りは豊岡~浜坂駅間、上りは浜坂~城崎温泉駅間で1本減らされるため、香住~浜坂駅間は はまかぜの運行が1日1往復のみとなります。
※鳥取駅2番のりばに到着した 当駅止まりの特急はまかぜ。(2022年7月撮影)
今回のダイヤ改正で 個人的に一番驚いたのが、この特急はまかぜでした。
現行の鳥取発着便は 上りが鳥取6:00発、下りが鳥取22:31着となっており、観光客にとって時間的に使いづらいだろうと思っていましたが、鳥取で夜間停泊する(香住や浜坂で夜間停泊できない)ため、利用客が少なくても 鳥取発着にしているのだと思っていました。
まさか、鳥取乗り入れを日中に変更するとは 思いもしなかったです。
はまかぜの下り列車は、浜坂行き・香住行き・鳥取行きの3本から 鳥取行き・香住行き・豊岡行きの3本となり、浜坂行きが姿を消すことになります。
個人的に、特急はまかぜの下りの行き先としてまず思い浮かぶのが浜坂行きだったので、それが消えるとは意外でした。
前述の通り、香住~浜坂駅間で はまかぜが1日に1往復だけになるのが 何とも寂しい限りですね。
気になるのは、来シーズンからの 臨時特急 「かにカニはまかぜ」 の運行がどうなるかです。
前述の通り、はまかぜ1号の運転時刻が 下りの 「かにカニはまかぜ」 と同じになります。
現行の はまかぜ1号の運転時刻で かにカニはまかぜを走らせるのか、それとも かにカニはまかぜの運転を止めてしまうのか・・・。
「特急はまかぜの車両1編成を観光列車に改造する」 とJR西日本が発表していることもあり、後者のような気がしてなりません。
※2023年3月23日追記※
ダイヤ改正後、かにカニはまかぜの浜坂行きは、改正前のはまかぜ1号の運転時刻(大阪9:38発)で運行されるようになりました。