札幌駅から北へのびる 札沼線(さっしょうせん)。

札幌~北海道医療大学駅間は 通勤路線で利用客が多く、2012年に電化されています。

一方、北海道医療大学~新十津川駅間は 利用客が非常に少なく、特に浦臼~新十津川駅間は 1日に1往復しか運行されない超閑散区間です。
JR北海道単独で維持することが困難であることから、今年(2020年)5月7日付で廃止されることが決まっています。

本来であれば5月6日が最終運行となるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う 緊急事態宣言の発令を受け、4月17日午前をもって運行を終了しました。



 
今回、昨年8月に北海道を訪れ、札沼線に乗って新十津川駅まで行ってきました。

この記事では、石狩当別駅で撮影した新十津川行き・浦臼行きの列車と 駅名標をご紹介。



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札幌駅を出発して約40分、石狩当別駅に到着しました。

同じホームの向かい側・3番線に、7時45分発の新十津川行きが停車しています。
(ホームに人が少ないのは、発車1、2分前に撮ったためです。車内には多くの人が乗車しています)

車両は キハ40形。 
JR西日本のキハ40形はオレンジ一色の列車が多いですが、札沼線の列車は 白い車体に黄緑と水色の帯が入った塗装です。

廃止されるのは 1つ隣の北海道医療大学駅から先ですが、非電化区間の列車は全て 石狩当別駅に乗り入れます。


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方向幕は 「新十津川」 ではなく、「新十津川⇔石狩当別」 。
これは予想していませんでした。


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後ろから撮ると、こんな感じ。

その後、列車に乗って 新十津川駅へ向かいました。


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新十津川駅から引き返し、石狩当別駅まで戻ってきました。
(厳密にいうと、1つ手前の北海道医療大学駅で降り、そこから札幌行きに乗り換えて 石狩当別駅まで戻ってきました)

隣のホームに目をやると、3番線に 先ほどのキハ40形が停車しています。
札幌行きが この駅で5分間停車するので、その間に 列車を撮ることにしました。
(この札幌行きを逃すと、次の電車まで30分以上待たなければならないので 急いで撮影)

こちらの列車は、折り返し 11時45分発の浦臼行きとなります。


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方向幕を拡大して撮影。
こちらも、「浦臼」 ではなく 「浦臼⇔石狩当別」 となっていました。


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後ろから撮ると、こんな感じ。


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続いて、石狩当別駅に設置されている駅名標をご紹介。
(上は1番線、下は3番線で撮影)

3番線の駅名標は 新十津川行きの撮影時に、1番線の駅名標は浦臼行きの撮影時に撮りました。


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ひらがな駅名標です。 (3番線で撮影)
JR西日本やJR東日本などのものと違って レトロですね。


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この駅では、改札口と改札内通路の間に 自動ドアが設置されています。
言うまでもなく寒さ対策ですが、関西の駅では見かけないので 新鮮に感じます。


以上、石狩当別駅で撮影した札沼線の列車と駅名標を紹介しました。


あとになって知ったのですが、この駅の改札口に 液晶ディスプレイの発車標 が設置されていたんですね。

新十津川行き・浦臼行き共に 駅での滞在時間が5分ほどしかなかった上、ホームに発車標がなかったため 改札口にもないだろうと思い込んでいました。

今思えば、改札口に発車標があるか 事前に調べるべきでした。
新十津川行き・浦臼行きの表示は もう2度と見ることができないので、悔いが残りますね。

 

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