山陽本線では、2018年7月6日に発生した西日本豪雨によって 広範囲で被災しました。
山口地区(岩国~下関)では、岩国~柳井駅間が11日後に運転を再開しましたが、柳井~下松(くだまつ)駅間は 復旧に2ヶ月以上を要しています。
運転を見合わせている間、岩国駅から山陽線 徳山方面へ向かう電車は、柳井駅で折り返しました。
岩国発の柳井行き は、通常ダイヤだと 最終列車でしか設定されていません。
(2021年9月現在、柳井行きは岩国22:57発のみ)
深夜にしか見られない行き先が、この時は 早朝から深夜まで終日にわたって運転されたのです。
今回は、2018年9月に岩国駅で撮影した 柳井行きの表示を紹介します。
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今回、夜の時間帯に岩国駅を訪れました。
まずは、改札口に設置されている発車標を撮影。
柳井行きが2本表示されていました。
一番下の段には、山陽本線の運転状況を知らせるスクロール表示が流れていました。
さらには、岩徳線の運転状況を知らせるスクロール表示も。
今回訪れた時、岩徳線は 周防高森~徳山駅間で運転を見合わせていました。
通常であれば、岩国駅の発車標には 英語表示も出ます。
しかし この時、岩徳線と錦川清流線の発車標には英語表示が出ていましたが、山陽線の発車標には なぜか英語表示が出ませんでした。
6・7番のりばに設置されている発車標です。
こちらも、英語表示は出ませんでした。
車両側面の方向幕を撮影。
その後、岩国駅近くのホテルに泊まりました。
翌朝、再び岩国駅を訪れました。
まずは、改札口に設置されている発車標から。
英語表示は、やはり出ませんでした。
岩国~柳井駅間では、列車の本数を減らして運転していました。
改札内通路にある発車標も撮影。
山陽線上りの発車標には、坂行きと瀬野行きの表示が出ていました。
通常であれば 広行きと糸崎行きですが、この時は 山陽線 瀬野~八本松駅間と 呉線 坂~呉駅間で運転を見合わせており、行き先が変更されていたのです。
なお、2021年9月現在、岩国駅を発車する坂行きは設定されておらず、瀬野行きは 平日ダイヤで1日に1本のみ(岩国15:41発)となっています。
6・7番のりばに設置されている発車標です。
真ん中の段には、通常ダイヤで設定されていない 「海田市行き」 の表示が出ていました。
車両側面の方向幕を改めて撮影。
以上、2018年9月に岩国駅で撮影した 「柳井行き」 を紹介しました。
※2020年12月、岩国駅で改めて 柳井行きの表示を撮影しました。
★西日本豪雨の影響で出現したレアな行き先★