※桜島行きの車両の行き先表示。 (2016年12月撮影)
JR西日本が 2021年3月13日に実施したダイヤ改正。
JRゆめ咲線(桜島線)では、平日の朝ラッシュ時に 一部の普通列車が運転取り止めとなりました。
今回は、この件について取り上げたいと思います。
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年3月13日にダイヤ改正を実施します(京阪神エリア)
広告
西九条駅
※行き先は全て桜島行き。赤色は大阪環状線からの直通列車。
まずは、西九条駅の時刻表(平日)を新旧比較。
下りは 7時台に1本、8時台に2本の計3本が運転取り止めとなりました。
これに伴い、前後の列車など 一部の列車の発車時刻が変更されています。
桜島駅
※天王寺行きは 大阪・京橋経由(外回り)。
続いて、桜島駅の時刻表(平日)を新旧比較。
上りは 7時台に2本、8時台に1本の計3本が運転取り止めとなりました。
こちらも、一部の列車の発車時刻が変更されています。
前回のダイヤ改正
※上の図は、JR西日本 ニュースリリース(PDF) より引用。
JRゆめ咲線は、前回(2020年春)のダイヤ改正で、平日の7~8時台に2往復(計4本) 増発されていました。
2019年当時、平日朝は 通勤客に加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ向かう利用客が非常に多く、混雑緩和が課題となっていたんですよね。
そんな朝ラッシュ時の本数を増やすため、西九条駅の北側(大阪側)に渡り線を新設する工事を行っていました。
※上の図は、JR西日本 ニュースリリース より引用。
関西空港・和歌山方面へ向かう特急列車が4番のりば(図中の5#)を通過できるようにしたことで、2・3番のりば(図中の4#)をJRゆめ咲線専用のりばとすることができ、平日朝ラッシュ時の増発が可能となりました。
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大によって 状況は一変。
USJは 2020年2月29日~6月7日まで臨時休業し、その後も入場制限を行いました。
※2021年4月25日から再び臨時休業中。(5月11日までの予定)
混雑緩和のために JRゆめ咲線の輸送力を増強したのに、一転して供給過剰に陥ってしまったのです。
今回のダイヤ改正では 平日朝に3往復(計6本)が運転取り止めとなり、2020年のダイヤ改正前よりも少なくなっています。