※大阪駅に停車中の通勤特急 「らくラクはりま」。(2019年4月撮影)
JR西日本は、2021年3月13日(土)にダイヤ改正を実施します。
2020年9月には 「京阪神地区の多くの路線で最終列車を繰り上げる」 と発表していますが、2020年12月18日に それ以外の改正の概要について発表がありました。
ここでは、近畿エリアのダイヤ改正について取り上げたいと思います。
※記事中の図は、いずれもJR西日本 ニュースリリースからの引用です。
【JR西日本 ニュースリリース】
2021年春ダイヤ改正について
深夜帯ダイヤ見直しの実施について (PDF)
★前回のダイヤ改正★
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<2020年9月に発表された内容>
●京阪神の主要路線で最終列車を一斉に繰り上げ(最大で30分程度)
<今回発表された内容>
●通勤特急 「らくラクはりま」 の運転区間を新大阪まで延長&大久保駅に新規停車。
●「はるか」と 「びわこエクスプレス」 が南草津駅と山科駅に停車。
●「はるか」 の本数を見直し。米原発着の列車は 野洲発着に変更。
●「こうのとり」 が夜の時間帯に西宮名塩駅に停車。
●「きのさき」、京都~城崎温泉 直通列車が増加。(逆に 「こうのとり」 は 城崎温泉直通が減少)
●「はしだて」 1号・6号・7号の運転時刻を変更。天橋立での滞在時間を拡大。
●一部の特急列車の指定席を拡大。はまかぜ・びわこエクスプレスは全車指定席に。
●新宮行きの 「パンダくろしお」 を毎日同じ時刻で運転。
●「くろしお」、箕島・藤並・湯浅・南部に停車する列車が増加。
●「サンダーバード」 「くろしお」 、一部の列車を金・土・日・祝日運行に。
●「こうのとり」 「きのさき」 、一部の列車を土休日運行に。
●嵯峨野線 朝の園部方面行きの快速を普通電車に変更。
●嵯峨野線 日中の嵯峨嵐山行きの普通電車を運転取り止め。
●湖西線 堅田~近江舞子駅間で 日中の普通電車を一部運転取り止め。
●湖西線 土休日 日中の京都~堅田駅間 区間列車の運転を取り止め。
●大阪環状線 土休日 10~12時台のJRゆめ咲線直通列車の運転を取り止め。
●JRゆめ咲線 平日7~9時台の一部列車の運転を取り止め。
●きのくに線 紀伊田辺~新宮駅間の普通電車を新型車両 227系で運転。和歌山県内の全駅でICカードが利用可能に!
●きのくに線 湯浅~御坊駅間で日中の一部の普通電車を 「休便」。
●きのくに線(和歌山~御坊)、紀勢線(和歌山~和歌山市)、早朝・深夜のダイヤを見直し。
●北近畿地区 各線で最終列車を繰り上げ。
●播但線 姫路~寺前駅間の普通列車を増発。日中は毎時2本の運転に。
●播但線 寺前~豊岡 直通の普通列車を1往復運転。
●山陰線(園部~居組)、舞鶴線、播但線(寺前~和田山)の快速を全て普通列車に変更。
●北近畿地区でICOCAエリアを拡大。福知山駅や豊岡駅などでICカードが利用可能に。
通勤特急 「らくラクはりま」 の運転区間を新大阪まで延長&大久保駅に新規停車。
「はるか」と 「びわこエクスプレス」 が南草津駅と山科駅に停車。
「はるか」 の本数を見直し。米原発着の列車は 野洲発着に変更。
「こうのとり」 が夜の時間帯に西宮名塩駅に停車。
18~20時台に運転する福知山方面行きの 「こうのとり」 が西宮名塩駅に停車。
「きのさき」、京都~城崎温泉 直通列車が増加。
(逆に 「こうのとり」 は城崎温泉直通が減少)
「きのさき9号」 (京都14:25発)の発車時刻を1時間繰り下げ、運転区間を京都~城崎温泉に変更。
これに伴い、「こうのとり15号」(新大阪15:05発)は、福知山~城崎温泉駅間の運転を取り止める。
※福知山駅で こうのとり15号から きのさき9号へ同一ホームで乗り換えできる。
「きのさき18号」(福知山16:44発)の発車時刻を約1時間繰り上げ、運転区間を城崎温泉~京都に変更。
これに伴い、「こうのとり20号」は 城崎温泉~福知山駅間の運転を取り止める。
※福知山駅で きのさき18号から こうのとり20号へ同一ホームで乗り換えできる。
「はしだて」 1号・6号・7号の運転時刻を変更。天橋立での滞在時間を拡大。
※京都9:24発の列車は 「きのさき3号」 として運転。(土曜・日曜・祝日のみ運転)
※福知山15:43発の列車は 「きのさき18号」 (城崎温泉発)として運転。
※京都15:25発の列車は、「きのさき9号」(城崎温泉行き)として運転。
一部の特急列車の指定席を拡大。はまかぜ・びわこエクスプレスは全車指定席に。
はまかぜ・びわこエクスプレスを全車指定席化するほか、こうのとり・きのさき・はしだて・まいづる・はるか の指定席を拡大。
新宮行きの 「パンダくろしお」 を毎日同じ時刻で運転。
※( )内は土休日の運転時刻。
特急 「くろしお3号」 (白浜行き)で運転しているパンダくろしおを、特急 「くろしお1号」 (新宮行き)に変更。
なお、「くろしお4号、25号」 も パンダくろしおで運転するほか、その他のくろしお号も パンダくろしおで運転する場合がある。
「くろしお」、箕島・藤並・湯浅・南部に停車する列車が増加。
以下の くろしお号が、新たに箕島・藤並・湯浅・南部に停車する。
※くろしお15号は金曜、土曜・日曜・祝日のみ運転。(後述)
※くろしお20号、24号は 新宮発→白浜発に変更。
※くろしお22号、26号は 白浜発→新宮発となり、現在停車している南部・湯浅・藤並・箕島を通過となる。
「サンダーバード」 「くろしお」 一部の列車を金・土・日・祝日運行に。
以下の列車を、金曜・土曜・日曜・祝日のみの運行とする。
なお、多くの利用が見込まれる期間は、上記に限らず運転する。
「こうのとり」 「きのさき」 一部の列車を土休日運行に。
以下の列車を土曜・日曜・祝日のみの運行とする。
なお、多くの利用が見込まれる期間は、上記に限らず運転する。
【嵯峨野線】
①朝の園部方面行きの快速を普通電車に変更。
平日朝の時間帯に、園部方面行きの快速を普通電車に変更。
これにより、利用客が集中していた普通電車の混雑と各駅降車時のホーム混雑を緩和する。
また平日に合わせて土休日に設定している快速も、普通電車に変更する。
②嵯峨野線 日中の嵯峨嵐山行きの普通電車を運転取り止め。
概ね10時~16時において、京都~嵯峨嵐山間を運転する普通列車を取り止めます。
【湖西線】
①堅田~近江舞子駅間で 日中の普通電車を一部運転取り止め。
②土休日 日中の京都~堅田駅間 区間列車の運転を取り止め。
大阪環状線 土休日 10~12時台のJRゆめ咲線直通列車の運転を取り止め。
※一部の列車は 大阪~桜島駅間で運転取り止め。
JRゆめ咲線 平日7~9時台の一部列車の運転を取り止め。
きのくに線 紀伊田辺~新宮駅間の普通電車を新型車両 227系で運転。和歌山県内の全駅でICカードが利用可能に!
きのくに線 紀伊田辺~新宮駅間の特急通過駅で新たにICカードが利用可能となる。
これに伴い、同区間の全ての普通電車を 新型車両の227系で運転する。
(105系の営業運転を終了)
きのくに線 湯浅~御坊駅間で 一部の普通電車を 「休便」。
きのくに線(和歌山~御坊)、紀勢線(和歌山~和歌山市)、早朝・深夜のダイヤを見直し。
鉄道設備のメンテナンス作業従事者の労働環境改善を図り、保守作業の時間を確保・拡大することを目的に、早朝・深夜のダイヤを以下のように変更する。
【始発列車繰り下げ】
御坊4:57発 和歌山行き→御坊5:12発 和歌山行きに変更。(15分繰り下げ)
和歌山6:05発 和歌山市行き→和歌山6:16発 和歌山市行きに変更。(11分繰り下げ)
【最終列車繰り上げ】
和歌山0:03発 御坊行き→和歌山23:31発 御坊行きに変更。(32分繰り上げ)
北近畿地区 各線で最終列車を繰り上げ。
福知山線(篠山口~福知山)、播但線(寺前~姫路)、山陰線(園部~鳥取)で最終列車を繰り上げる。
※詳しくは、福知山支社のニュースリリース(PDF) でご確認下さい。
播但線 姫路~寺前駅間の普通列車を増発。日中は毎時2本の運転に。
播但線 寺前~豊岡 直通の普通列車を1往復運転。
山陰線(園部~居組)、舞鶴線、播但線(寺前~和田山)の快速を全て普通列車に変更。
北近畿地区でICOCAエリアを拡大。福知山駅や豊岡駅などでICカードが利用可能に。
以下の駅でICカードが使えるようになる。
福知山線 篠山口~福知山駅間の各駅
(丹波大山・下滝・谷川・柏原(かいばら)・石生(いそう)・黒井・市島・丹波竹田・福知山)
山陰本線 園部~胡麻駅間の各駅
(船岡・日吉・鍼灸大学前・胡麻)
山陰本線 胡麻~城崎温泉駅間の特急停車駅
(綾部・和田山・八鹿・江原・豊岡・城崎温泉)
舞鶴線 西舞鶴駅、東舞鶴駅
播但線 生野駅、竹田駅
綾部・和田山・八鹿・江原・豊岡・城崎温泉・西舞鶴・東舞鶴・生野・竹田の各駅は、ICOCA導入後も ICOCA定期券が使えない。
福知山駅は、福知山線 篠山口・宝塚・尼崎方面のみ ICOCA定期券が利用可能となる。
※2021年5月3日追記※
2021年3月のダイヤ改正でICカードが使えるようになった路線については、以下の記事をご覧下さい。