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※紀州路快速 御坊行きの車両前面に表示された 「関空 / 御坊」 の表示。
今回のダイヤ改正で見納めとなります。



JR西日本が、2021年3月13日に実施するダイヤ改正。

阪和線は、最終列車の繰り上げと特急列車を除き、ニュースリリースに特に記載はありません。


しかし、天王寺駅の時刻表を新旧比較すると、あることに気づきました。

今回のダイヤ改正で、紀州路快速の御坊行きが消滅するのです。


【JR西日本 ニュースリリース】
2021年春ダイヤ改正について


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阪和線から きのくに線へ直通する快速電車は、前回のダイヤ改正時点で 以下の列車がありました。

※発車時刻は 天王寺駅(阪和線)のものを記載。
※●印の付いている列車は、大阪環状線からの直通。


【平日】

6:26発 関空/紀州路快速 関西空港・海南行き●

6:45発 関空/紀州路快速 関西空港・湯浅行き

22:44発 関空/紀州路快速 関西空港・御坊行き●


【土休日】

6:49発 快速 和歌山方面 湯浅行き

20:05発 快速 御坊・日根野行き
※前4両が御坊行き、後ろ4両は途中の日根野駅で切り離し。

21:13発 関空/紀州路快速 関西空港・御坊行き●

22:44発 関空/紀州路快速 関西空港・御坊行き●



紀州路快速の御坊行きは、平日は1日に1本、土休日は1日に2本しか設定されていません。

今回のダイヤ改正で、いずれも和歌山行きに変更されます。

大阪環状線から きのくに線へ直通する快速電車は、平日朝の紀州路快速 「海南行き」 だけになりますね。



22:44発の紀州路快速 御坊行きは、和歌山から先 御坊までの最終列車としての役割も兼ねていました。

かつては 新大阪発の快速 御坊行きでしたが、2018年3月のダイヤ改正で 紀州路快速の御坊行きに変更されています。




今回のダイヤ改正で JR西日本が 御坊行きの最終列車の発車時刻を32分繰り上げると発表しており、嫌な予感がしていたんですよね。

22:21発の快速 和歌山行きを御坊行きに変更すれば、阪和線から きのくに線の最終列車へ乗り換えなしの利便性が保てたでしょう。

しかし、きのくに線の最終列車は 阪和線からの直通から和歌山始発に変更され、和歌山駅での乗り換えが必要となりました。


土休日21:13発の御坊行きは 前回のダイヤ改正で設定されたばかりですが、わずか1年で姿を消すことに・・・。


なお、同じく前回のダイヤ改正で新設された 土休日20:05発の快速 「御坊・日根野行き」 は、ダイヤ改正後も 引き続き運転されます。





※2022年5月5日追記※
2022年3月12日のダイヤ改正で、紀州路快速の御坊行きが復活しました!
発車時刻は以前と異なっており、天王寺駅(阪和線)を21時59分(土休日は21時58分)に発車します。



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