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※上の写真は豊岡駅で2019年1月に撮影。「玄武洞・鎧・久谷通過」 の表示も見納めに・・・。


JR西日本が 2021年3月13日に実施するダイヤ改正。

北近畿地区では、ICOCAエリアの拡大 や 最終列車の繰り上げなどが話題になっていますが、ニュースリリース(改正内容)の下の方に気になることが書いてありました。

山陰本線(園部~居組)、舞鶴線、播但線(寺前~和田山)の快速を全て普通列車に変更するというのです。
※豊岡~鳥取駅間の臨時快速 「山陰海岸ジオライナー」 を除きます。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年春ダイヤ改正について (JR西日本 福知山支社)


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北近畿地区の快速は、これまで以下の駅を通過していました。


山陰本線(園部~福知山)・・・安栖里駅・立木駅・山家駅
※福知山発 園部行きの快速は、3本中2本が立木駅に停車。
(福知山9:55発と21:09発)


山陰本線(福知山~鳥取)・・・玄武洞駅・鎧駅・久谷駅・居組駅
※浜坂14:21発 豊岡行きの快速は、玄武洞駅に停車。

舞鶴線・・・真倉駅

播但線・・・長谷駅


北近畿地区では、10年ほど前まで 快速列車の設定はありませんでした。

2012年春のダイヤ改正で 一部の普通列車が上記の駅を通過するようになり、翌年のダイヤ改正から 快速として運転されています。

当時の朝日新聞デジタルの記事によると、福知山支社は 「スピードアップと利便性の向上」 を理由に挙げていますが、ただでさえ本数の少ない普通列車が通過するため 地元自治体は猛反発。

特に鎧駅と久谷駅では、浜坂発 豊岡行きの快速が2本設定されている日中の時間帯に、豊岡方面行きの運転間隔が3時間も開いているのが現状です。


【朝日新聞デジタルの記事】
何っ、普通列車も通過? 兵庫の5駅、春のダイヤ改定で


今回のダイヤ改正で、9年間続いた快速運転の列車が消えることになります。

やはり、快速化による時間短縮の効果がそれほどでもなく、通過駅の利便性悪化というデメリットの方が目立っていたからでしょうか?

1駅しか通過しない快速を運転するよりは、それらを全て各駅停車とした方が むしろ利便性の向上になるような気がします。

昨年以降は 新型コロナの影響で普通列車の利用者が減少していると思いますが、北近畿地区の快速列車は コロナに関係なく 廃止される運命だったのかもしれませんね・・・。


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