
2018年9月9日、伯備線では大雨のため、9時頃から終日、美袋(みなぎ)~新見駅間で運転を見合わせました。
その間、通常ダイヤで設定されていない 「美袋行き」 の電車が運転されたのです。
美袋駅は、岡山側から見て 総社駅の3駅先、備中高梁駅の2駅手前にあります。
1日の平均乗車人員が200人台という無人駅ですが、上下共用の待避線があり 折り返し運転ができるのです。
今回は、倉敷駅で撮影した 「美袋行き」 の表示を紹介します。
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まずは、伯備線ホームに設置されている発車標から。
4段中3段に 美袋行きの表示が出ていました!
ワンマン運転をする列車は、「ワンマン 美袋」 と表示されます。
大雨による運転見合わせの影響で、この日は本数を減らして運転していました。
そのため、まだ13時台なのに 16時台の列車が表示されていました。


美袋行きの電車が入線してきました。
「電車がまいります」 表示を撮影。

4番のりばに到着した普通 美袋行きです。
美袋行きの表示が用意されていないためか、前面の行き先表示が 「伯備線」 になっていました。

前面の行き先表示を拡大して撮影。

側面のLED表示も この通り。


改札口に設置されている発車標を撮影。
「ワンマン 美袋」 と 「美袋」 の2つが表示されています。
この駅に来た当初、次々発の列車の発車時刻まで3時間以上あるためか、一番下の段に発車案内が表示されていませんでした。


英語表示は、こんな感じ。
「美袋」 と書いて 「みなぎ」 。 初見では絶対に読めませんね。


再びホームの発車標を撮影。
伯備線からの岡山方面行きは、15時2分発の次が16時38分発となっており、運行間隔が1時間半も開いています。


改札口へ戻ると、一番下の段に 次々発の列車の発車案内が出ました。
以上、倉敷駅で撮影した 「美袋行き」 を紹介しました。
自分は、2018年9月8日から1泊2日で山陰を訪れており、9日は木次線経由で関西へ戻る予定でした。
しかし、この日 出雲市駅で撮る予定だった 木次線のトロッコ列車 「奥出雲おろち号」 が 出雲市~木次駅間で運休となったため、急きょ予定を変更。
伯備線が雨で運転を見合わせる前に岡山まで移動しようと、松江7:02発の新見行きに乗りましたが、新見駅に着いた時には 既に運転見合わせが始まっていました。
仕方がないので タクシーに乗って美袋駅へ移動し、そこから電車で倉敷駅へ向かったのです。
新見から美袋までが予想以上に遠く、タクシー代だけで1万3000円(青春18きっぷ1枚より高い!)もかかってしまいましたが、「美袋行き」 という滅多に見られない行き先を撮ることができたのは 大きな収穫でした。
ちなみに、同区間を電車で移動した場合の運賃は760円(2019年10月以降は770円)であり、タクシー代は その17倍かかったことになります。
なお、美袋~新見駅間は当初 19時以降に運転再開する見込みとアナウンスされていましたが、その後 終日運転見合わせに変更。
備中高梁~新見駅間は、翌日の10時頃まで運転見合わせが続いたのです。
新見駅で運転再開をひたすら待ち続けたり、米子方面へ引き返したりしなくて良かったと思いました。
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