美祢線と山陰線（長門市～小串）は、2023年6月30日～7月1日にかけての豪雨により被災し、2024年現在も長期運休が続いています。
このうち、山陰線は 2024年6月22日に 長門市～人丸駅間と滝部～小串駅間で、一部の時間帯に限って運転を再開しました。
これにより、「人丸行き」 という、被災前までは見られなかったレア行き先が出現したのです。
今回、2024年9月に長門市駅を訪れ、そんな人丸行きを撮影してきました。
1年以上不通が続く美祢線の発車標とあわせて紹介します。
★過去記事★
広告
まずは、改札口に設置されている発車標から見ていきましょう。
真ん中の発車標に、人丸行きの表示が出ていました！
山陰線下りの発車標を撮影。
列車名欄には、両数と（ワンマン）が交互に表示されます。
「山陰線」 の右側には 「小串・下関方面」 と書かれているのですが、その上に 「人丸方面」 と書かれた紙（？）が貼り付けられていました。
人丸行きの表示を拡大して撮ってみました。
駅構内に設置されている時刻表を撮影。
人丸行きの列車が運転されるのは、朝と夕方～19時台だけです。
日中と早朝・深夜は、長門市～小串駅間で代行バスが運行されます。
なお、発車標に代行バスの発車時刻は表示されません。
こちらは、美祢線と山陰線仙崎支線の発車標です。
美祢線は全部厚狭行き、仙崎支線は全部仙崎行きということで、左端にあらかじめ「厚狭行き」「仙崎行き」 と書かれており、発車時刻の右側に行き先が表示されません。
前述の通り、美祢線は被災から1年以上経っても未だに全線不通が続いています。
そのため、厚狭行きの表示欄に 「代行バス」 と書かれた紙（？）が貼り付けられていました。
ちなみに、山陰線上り 東萩・益田方面の発車標には、1日に1本しかない 「木与行き」 の表示が出ていました！
2番のりばに 普通 人丸行きが到着しました！
1両のキハ40形気動車です。
隣のホーム 1番のりばから撮影。
階段の横は立入禁止になっています。
2番のりばへ移動し、普通 人丸行きの車両を撮影。
車両の側面に、人丸行きの表示が出ていました！
てっきり 「普通」 表示かと思っていたので、まさか人丸行きに対応しているとは驚きです。
車両側面には、「人丸」 と 「ワンマン」 が交互に表示されます。
英語表示は出ません。
車内の運賃表には、「長門市→人丸」 と表示されています。
その後、この列車に乗って 人丸駅へ向かいました。
人丸駅で1時間ほど過ごした後、人丸18:00発の普通 益田行きに乗車。
途中、長門市駅で6分間停車したので、その間に 人丸行きの表示を改めて撮影しました。
19:48発の人丸行きは、1番のりばから発車するようです。
仙崎行きの最終列車は17:45発と非常に早いです。
そのため、18時台の時点で 種別と時刻が無表示になっていました。
以上、長門市駅で撮影した普通 「人丸行き」 と、美祢線不通の発車標を紹介しました。
