
2022年2月26日(土)、JR奈良線では、 複線化開業に向けての線路切換工事に伴い、深夜の時間帯に 宇治~棚倉駅間で運転を見合わせました。
上り(京都方面)の電車は、奈良21:49発以降の京都行き4本が、棚倉駅で折り返しました。
「棚倉行き」 は通常ダイヤで設定されておらず、極めてレアな行き先です。

※JR西日本 ニュースリリースより引用。
今回、2022年2月26日に奈良駅を訪れ、そんな 「棚倉行き」 を撮影してきました。
発車標の表示を中心に紹介したいと思います。
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
線路切換工事に伴い、奈良線の宇治~棚倉駅間で運転を取り止めます。
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19時50分発の区間快速 京都行きが発車した後、改札内コンコースに設置されている発車標を確認すると・・・


一番下の段に、棚倉行きの表示が出ました!
棚倉駅は、普通列車しか停車しない駅です。
人身事故などの輸送障害が発生した時も、電車が棚倉駅で折り返すことは 基本的にありません。
そのため、この棚倉行きは 一夜限りの行き先と言えるでしょう。


英語表示は、こんな感じ。


今度は、改札口に設置されている発車標を撮影。
この駅は、改札外と改札内の両方に発車標が設置されています。
こちらは、改札内側の発車標です。
上半分が京都行き、下半分が棚倉行きになっているところを撮影。

一旦、駅前のホテルで30分ほど過ごした後、奈良駅に戻ってきました。
改札口の様子を撮影。


JR奈良線の発車標は、4段全てが棚倉行きになっていました。


英語表示は、こんな感じ。


改札内コンコースに設置されている発車標も、改めて撮影。

日本語・英語は、4段ともほぼ同時に切り替わりますが、上半分が日本語、下半分が英語になっている写真が偶然撮れました。

ホームへ上がると、ちょうど今 棚倉行きの電車が入線したところでした。
本日1本目の棚倉行きは 221系。
車両は 棚倉行きの表示が用意されていないのか、行き先表示が出ませんでした。
3番のりばに停車中の普通 JR難波行きと並んで停車しているところを撮影。

車両側面の行き先表示も、この通り。


4・5番のりばの発車標を撮影。
棚倉行きと加茂行きが上から交互に表示されています。
1本目の棚倉行きは 6両編成の221系(3ドア車)、2本目の棚倉行きは 4両編成の205系(4ドア車)でした。

隣のホーム 3番のりばから、棚倉行きの221系を撮ると こんな感じ。

最後に、4番のりばに停車中の棚倉行きを改めて撮影。
この電車に乗って、木津駅へ向かいました。


木津駅から戻ってきました。
再び、改札内コンコースの発車標を撮影。
本日最後の棚倉行きが、一番上の段に表示されています。


4・5番のりばの発車標を改めて撮影。


4番のりばに、本日最後の棚倉行きが入線してきました。
「電車がまいります」 「Train Approaching」 表示を撮影。

4番のりばに到着した 本日最後の棚倉行きを撮影。
4両編成の205系でした。
車両の前面には 通常だと行き先が表示されますが、こちらも棚倉行きの表示は出ず、「普通」 と表示されていました。

「普通」 表示を拡大して撮ってみました。

車両側面にも、大きく 「普通」 と表示されています。

今度は、前から車両を撮影。
1本目の棚倉行きを撮った時は 多くの鉄道ファンがいましたが、4本目は 隣のホームに数人いたぐらいで、このホームには ほとんどいませんでした。

しゃがんで撮ると、こんな感じ。
以上、奈良駅で撮影した 「棚倉行き」 を紹介しました。