
※明石駅に停車中の通勤特急 「らくラクはりま」 。(2019年9月撮影)
JR神戸線では、2019年3月16日のダイヤ改正で 通勤特急 「らくラクはりま」が運行を開始しました。
平日に運転され、JR神戸線 大阪~姫路駅間を1日1往復します。
そんな らくラクはりまですが、2021年3月13日に実施されるダイヤ改正で変化が!
なんと、新たに大久保駅に停車し、運転区間を新大阪駅まで延長する というのです!
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年3月13日にダイヤ改正を実施します(京阪神エリア)
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※JR西日本 ニュースリリースより引用。
ニュースリリースによると、改正後、朝の上り列車は 大久保駅を6時40分に発車し、新大阪駅に7時27分に到着。
夜の下り列車は、新大阪駅を18時57分に発車し、大久保駅には19時50分に到着します。
今回のダイヤ改正で 自分が最も驚いたのは、らくラクはりまの大久保駅停車でした。
新快速が通過する駅に特急列車が停車するなんて、誰が予想できたでしょうか?
JR西日本曰く 「(大久保駅は)ご利用が好調」 とのことですが、2018年度の1日の平均乗車人員は 1万9971人。
西明石~加古川駅間の新快速通過駅の中では最も多いものの、2011年に新快速停車駅となった南草津駅よりも1万人少なく、普通電車しか止まらない立花駅や摂津本山駅、灘駅よりも少ないです。
それでも今回、らくラクはりまの停車駅に加えられたのは、おそらく 西明石~加古川駅間の新快速通過駅の利用者を取り込む狙いがあるのではないかと思います。

※大久保~明石駅間の配線図を簡単に書いてみました。
(西明石駅の車庫へつながる線路は省略しています)
※一部の大阪方面行きの快速は 新快速・特急ホームから発車。(舞子・垂水・須磨を通過)
明石駅と西明石駅は、新快速・特急のホームと 快速・普通電車のホームが別々になっています。
そのため、快速から新快速や特急に乗り換えるには 階段を上り下りして 隣のホームへ移動しなければなりません。
大久保駅に停車すれば、普通電車(西明石から快速)から特急に 同じホームで乗り換えることができ、利便性が向上する というわけです。
現行ダイヤでは、西明石駅で らくラクはりまの3分後に発車する快速(6:45発)が、1つ手前の大久保駅で 3分間停車します。
(6:38着、6:41発)
これまで らくラクはりまの通過待ちをしていた大久保駅で、らくラクはりまに乗り換えることができるようになりますね。
今回は らくラクはりまだけですが、そのうち 新快速も停車するようになるのでしょうか?
少し気になるところです。
余談ですが、らくラクはりまは 2020年7月6日から 全席指定席での運行となっています。
自由席に乗ろうと思っていた方は、十分ご注意下さい。