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JR西日本が、2021年3月13日に実施したダイヤ改正。

嵯峨野線では、日中の時間帯に 京都~嵯峨嵐山駅間で普通電車の本数が毎時4本→3本に削減されました。

今回は、この件について取り上げたいと思います。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年3月13日にダイヤ改正を実施します(京阪神エリア)


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嵯峨野線では、2017年3月のダイヤ改正で、京都~嵯峨嵐山駅間の普通電車の本数が 毎時3本→4本に増発されました。

この頃は、嵯峨野線を利用する外国人観光客が急増しており、これまでの毎時3本・20分間隔、特に4両編成では輸送力不足だったんですよね。





しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限の影響で 訪日外国人がほとんどいなくなり、さらに 外出自粛などで日本人観光客の利用も大きく減少しました。

今回のダイヤ改正で、2017年3月以前の状態に戻ることになります。


京都駅 嵯峨野線 改正前
※赤色は特急、オレンジ色は快速、天・東は 天橋立・東舞鶴行き、福・東は 福知山・東舞鶴行き。


嵯峨野線の時刻表を新旧比較してみました。
(いずれも平日のものです)

まずは、京都駅から。


改正前は、普通電車が毎時4本、15分間隔で運転されていました。

その内訳は、1時間に 園部行きが1本、亀岡行きが2本、そして 2017年3月のダイヤ改正で新設された 「嵯峨嵐山行き」 が1本です。

嵯峨嵐山行きは、2016年まで 紅葉シーズンである11月中旬~下旬の土休日に 臨時列車として運転されていましたが、通常ダイヤで設定されていなかったんですよね。


京都駅 嵯峨野線 改正後
※久・東は、久美浜・東舞鶴行き。

そしてこちらが、改正後の時刻表です。

嵯峨嵐山行きのほとんどが 亀岡行きに変更され、毎時3本・概ね20分間隔での運行に変わっています。

ニュースリリースには 「概ね10時~16時において 京都~嵯峨嵐山間を運転する普通列車を取り止める」 と書いてあったので、てっきり嵯峨嵐山行きが全滅すると思っていましたが、15時54分発の列車のみ生き残っています。

そこは、2017年3月以前のダイヤと異なるところです。


特急きのさき・はしだて・まいづるは、2021年2月1日から コロナの影響で本数を減らして運転していますが、運休する列車が ダイヤ改正で変更されています 。






嵯峨嵐山駅 平日 改正前2021
※オレンジ色は快速、黄色は当駅始発の普通電車。

嵯峨嵐山駅の時刻表も新旧比較してみました。

改正前、普通電車は毎時4本・15分間隔での運行で、快速の後に 当駅始発の普通電車が設定されていたんですよね。


嵯峨嵐山駅 平日 改正後2021
改正後の時刻表は こちら。

こちらも、普通電車が毎時3本・20分間隔に変わっています。

当駅始発は、16時45分発の京都行きのみとなりました。


15時台に 普通電車の運転間隔が30分近く開いていますね・・・。
(15:31発の次が15:58発)


馬堀駅 園部方面
今回のダイヤ改正で、嵯峨嵐山~亀岡駅間のダイヤも大きく変わりました。

こちらは、馬堀駅の時刻表です。

2017年3月以降も 毎時3本のままですが、改正前は 運転間隔が15分・15分・30分と不均等だったんですよね。

毎時22分発の電車に乗り遅れると、30分待たされることに・・・。


改正後は、運転間隔が20分・20分・20分と均等になっています。

ただ、嵯峨嵐山行きが残っている15~16時台に、運転間隔が40分近く開いているのは残念ですね。
(15時58分発の次が16時36分発)


馬堀駅 京都方面
京都方面の時刻表も新旧比較しました。

こちらも、運転間隔が15分・15分・30分だったのが20分・20分・20分と均等になっています。

改正前は 10時17分発の次が10時54分発と 運転間隔が37分も開いていましたが、改正後は 10時台も20分間隔となり 改善されています。


亀岡駅 改正前

亀岡駅 改正後
※赤色は特急、オレンジ色は快速。行き先は全て京都行き。
「ま・き」 は 特急まいづる・きのさき、「ま・は」 は 特急まいづる・はしだて。

最後に、亀岡駅 京都方面の時刻表を新旧比較しました。

普通電車の運転間隔が15分・15分・30分から 20分・20分・20分になったほか、運休する特急列車が変更されています。


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※京都駅に停車中の嵯峨嵐山行き。2016年以前は 春休み期間にも臨時に運転されていました。


以上、嵯峨野線のダイヤ改正について書きました。


コロナで利用客が減っているのは分かりますが、それでも 大都市・京都の市街地を走る鉄道路線なのに 普通電車の本数が毎時3本・20分間隔というのは あまりにも少なすぎでしょう。

日中に 地下鉄烏丸線並みの本数(7~8分間隔)とまでは言いませんが、最低でも毎時4本は必要だと思いますね。



ダイヤ改正初日に嵯峨野線を利用しましたが、普通電車が減便されたにも関わらず 車両は短い4両編成のままだったので、車内がかなり混雑していました。
(むしろ、新快速の方が空いている印象でした)

嵯峨野線の車両は4両編成が基本であり、4両の列車を2本つなげて8両としたり、山陰本線 園部~城崎温泉駅間で使われる2両の列車をつなげて6両編成で運転することがあります。

個人的に、嵯峨野線には 4両ではなく 6両編成の車両を入れてほしいと思うのですが・・・。
(そうなると、亀岡~園部が供給過剰なのかも分かりませんが)

また、短距離での利用が多いという性質上、嵯峨野線の座席は クロスシートではなく ロングシートの方が良いと思います。
(増結する2両編成の列車だけクロスシート車両で。)



これまで 日中の普通電車は毎時4本でしたが、そのうちの1本が嵯峨嵐山止まりだったため、嵯峨嵐山~亀岡駅間で 運転間隔が15分・15分・30分と不均等になっていました。

今後 毎時4本に戻すとしたら、嵯峨嵐山行きは設定せずに 全て亀岡まで運転するのが理想ですが、嵯峨嵐山~亀岡駅間で 普通と快速合わせて毎時5本は供給過剰かもしれません。

それなら、快速を馬堀駅に停車させて、運転間隔が30分も開かないよう 救済してほしいと思ったりします。
(逆に、利用客の非常に少ない保津峡駅は、毎時2本・30分間隔で十分でしょう)


いっそのこと、日中の快速の運転を取り止めて、普通電車を 1時間に園部行き2本、亀岡行き2本運転するとか・・・(ないか)。

毎時1本とはいえ、快速は普通電車より停車駅が6駅も少なく、所要時間が8分短いので、亀岡駅以遠の利用客に重宝されているのでしょう。
※京都~亀岡駅間の所要時間は普通電車が27分なのに対し、快速は19分。



長くなってしまいました。

嵯峨野線のダイヤが今後どうなっていくのか、注目していきたいと思います。


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