※上の写真は、石狩当別駅の駅名標。
非電化区間は隣の北海道医療大学駅から先ですが、非電化区間の列車は全て この駅まで乗り入れます。
札幌駅から北へのびる 札沼線(さっしょうせん)。
札幌~北海道医療大学駅間は 通勤路線で利用客が多く、2012年に電化されています。
一方、北海道医療大学駅以北の非電化区間は 利用客が非常に少なく、特に末端の浦臼~新十津川駅間は 1日に1往復しか運行されない超閑散区間だったんですよね。
JR北海道単独で維持することが困難であることから、今日(2020年5月7日)付で廃止されました。
本来であれば昨日(5月6日)が最終運行となるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う 緊急事態宣言の発令を受け、4月17日午前をもって運行を終了しています。
今回、昨年(2019年)8月に北海道を訪れ、札沼線に乗って新十津川駅まで行きました。
その際に、非電化区間 各駅の駅名標を 車内から撮影したので、このブログで紹介したいと思います。
★前回の記事★
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1.北海道医療大学駅
札沼線 電化区間の終端で、この駅を境に列車本数が激減しました。
(下りは石狩月形行き2本、浦臼行き5本、新十津川行き1本の計8本)
非電化区間の廃止により、現在は札沼線の終着駅となっています。
駅名標には、駅ナンバリングのシールが貼ってあります。
2.石狩金沢駅
非電化区間には 駅ナンバリングが導入されていません。
また、KitacaやSuica、ICOCAなどのICカードが使えません。
札沼線の愛称 「学園都市線」 は 電化区間のみならず、今回廃止された非電化区間にも付けられていました。
3.本中小屋駅
この駅の駅舎は、緩急車を改造したものです。
4.中小屋駅
この駅の駅舎も緩急車を改造したものですが、本中小屋駅に比べ 錆が酷いことになっています。
5.月ヶ岡駅
6.知来乙駅
7.石狩月形駅
札沼線の非電化区間で唯一 列車交換が可能な駅です。
ここから先、浦臼・新十津川方面は 1列車しか入れません。
8.豊ヶ岡駅
石狩当別方面へ発車する際、車内から豊ヶ岡駅のホームを撮ってみました。
ご覧の通り、この駅は林で囲まれています。
駅へつながる道が 細い砂利道しかない上、駅周辺に民家が少ないことなどから、「秘境駅」 としても知られています。
9.札比内駅
10.晩生内駅
晩生内と書いて 「おそきない」。 初見では読めない駅名です。
11.札的駅
12.浦臼駅
ここから先、新十津川までは1日に1往復しか運転されません。
13.鶴沼駅
14.於札内駅
国鉄時代に設置されたであろう、こちらの駅名標。
錆で真っ茶色になっていました。
15.南下徳富駅
16.下徳富駅
駅舎も入れて撮影。
ちなみに、この駅と新十津川駅の間には、2006年3月まで 「中徳富駅」 が存在していました。
17.新十津川駅
札沼線 新十津川~石狩沼田駅間が1972年に廃止されて以来、48年間にわたって 札沼線の終着駅となっていました。
この駅を発車する列車は 10時0分発の1本だけであり、日本一最終列車の早い駅だったんですよね。
以上、札沼線 廃止された非電化区間の駅名標を紹介しました。