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※倉吉駅に停車中の特急スーパーはくと。左が当駅止。右が京都行き。(2018年9月撮影)


JR西日本では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新幹線や在来線特急の利用が大きく落ち込んでいます。

そのため、2021年2月1日から当面の間、「サンダーバード」 や 「やくも」 など 在来線特急の本数を減らして運転しています。
(2021年3月13日のダイヤ改正から、運休する列車を一部変更)


2021年4月16日、JR西日本は公式ホームページで 2021年5月10日以降の運転計画を発表しました。

既存の運休列車に加え、今回から新たに運休する列車があるので、このブログで取り上げたいと思います。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
北陸新幹線「つるぎ」、在来線特急 5月以降の運転計画について

★過去記事★




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2021年5月10日から新たに運休となるのは、特急 「しらさぎ」 と 「スーパーはくと」 の一部の列車です。


しらさぎ

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※金沢駅に停車中の特急しらさぎ 米原行き。(2021年3月撮影)


5月10日から当面の間、以下の列車が 月~木曜に運休となります。(祝日を除く)


<金沢方面>
しらさぎ53号(米原11:56発 金沢行き)
しらさぎ59号(米原17:56発 金沢行き)

<米原方面>
しらさぎ56号(金沢8:48発 米原行き)
しらさぎ60号(金沢12:48発 米原行き)

※金曜・土曜・日曜・祝日に運転。


米原駅 しらさぎ 5月10日~
※行き先は全て金沢行き。


金沢駅 しらさぎ 5月10日~
※(名) は名古屋行き、それ以外は米原行き。


米原~金沢駅間の月~木曜の運行本数は、上下合わせて32本→28本に減少します。

本数ががっつり削減された 「サンダーバード」 や 「やくも」 に比べ、運休列車が少ないですね。

米原17:56発の金沢行きは 日中の列車よりも利用客が多いと思うのですが、運休にして大丈夫なのでしょうか・・・?


スーパーはくと

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※鳥取駅に停車中の特急スーパーはくと 倉吉行き。(2018年8月撮影)


5月10日から当面の間、以下の列車が運休となります。


<鳥取方面>
スーパーはくと9号(京都14:54発 鳥取行き)

<京都方面>
スーパーはくと6号(倉吉10:13発 京都行き)


京都駅 スーパーはくと 5月10日~
※行き先が書いていない列車は、全て倉吉行き。


鳥取駅 スーパーはくと 5月10日~
※赤がスーパーはくと(京都行き)、緑がスーパーいなば(岡山行き)。


概ね2時間間隔で運転されていますが、今回の一部運休で 日中に運転間隔が4時間も開くことに・・・。

京都~鳥取駅間の運行本数は、上下合わせて14本→12本に減少します。



ついに、しらさぎ と スーパーはくとも コロナの影響で運休が出ることになりました。

春以降 徐々に利用が回復して元のダイヤに戻るのを期待していましたが、「変異株」 の感染者が急増し、再び自粛ムードに陥ってしまったのが残念です。

1年前の記事 でも、「新型コロナウイルスが早く終息してほしい」 と書いていましたが、むしろどんどん酷くなっているような気がします。

JR西日本の経営が心配になりますね。



なお、特急サンダーバード・くろしお・きのさき・まいづる・はしだて・こうのとり・やくも で運休する列車は、5月10日以降も これまで(2021年3月13日~4月22日)と変わりません。





4月23日~4月30日は通常ダイヤとなり、これまで運休していた全ての特急列車と、3月のダイヤ改正で臨時列車化された元定期列車が運転されます。

5月1日~9日も通常ダイヤとなる予定でしたが、利用の回復が見込めないことから、一部の列車が運休となる予定です。






※2021年4月25日追記※
5月1日から当面の間、特急はるかも一部列車が運休となります。




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