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※長野駅の在来線改札口。自動改札機が設置されていますが、ICカードは使えません。(2019年9月撮影)

2023年6月現在、長野県内の在来線では、松本駅以南の篠ノ井線・中央東線(辰野支線を除く)、小海線の野辺山駅でICカードが使えます。

しかし、松本駅以北は 篠ノ井線・大糸線共に Suciaエリア外となっており、長野駅ですらICカードが使えないという異常事態が続いているんですよね。


松本駅以北へのSuicaエリア拡大がいつになるのか気になっていたところ、2023年6月20日、JR東日本が公式ホームページで 長野県内でのSuicaエリア拡大を発表しました。

このブログでさっそく取り上げたいと思います。


【JR東日本 ニュースリリース(PDF)】
長野県における Suica ご利用駅の拡大について


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ニュースリリースによると、新たにICカードが使えるようになるのは 以下の23駅です。


【篠ノ井線・信越本線】
田沢、明科、西条(にしじょう)、坂北、聖高原、冠着、姨捨、稲荷山、篠ノ井、今井、川中島、安茂里、長野

【大糸線】
北松本、島内、島高松、梓橋、一日市場、中萱、南豊科、豊科、柏矢町、穂高
※大糸線のSuicaエリアは穂高駅までとなります。信濃大町駅や白馬駅は含まれていません。


サービス開始時期は、2025年春以降の予定。 今から2年後です。



長野県内では、2014年4月に 富士見、茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻 、松本、野辺山の8駅で、2017年4月に 中央東線の全駅(辰野経由を除く)と篠ノ井線 塩尻~松本駅間の各駅で ICカードが使えるようになりました。

このペースで行けば、松本駅以北へのSuicaエリア拡大は2020年代前半には行われると思っていましたが、東北のSuicaエリア拡大が優先されたためか、ずいぶんと時間がかかってしまった印象です。

まさか 松本駅以南のSuicaエリア拡大から8年もかかるとは思いもしませんでした。


篠ノ井線・信越線は、長野駅までの全駅がSuicaエリアになりますが、大糸線は穂高駅までという中途半端なことになっています。

大糸線の要衝であり 立山黒部アルペンルートの玄関口でもある信濃大町駅や、スキー場で有名な白馬村の玄関口である白馬駅がSuicaエリアに含まれないのは、やはり納得できません。

それなら、松本駅以南のように まずは特急停車駅のみ 「Suica一部対応駅」 (Suica定期券は利用不可)にして、その次に 特急通過駅を含めてSuicaエリアを広げた方が良かったと思います。


長野県内では、今後 しなの鉄道がSuicaの導入を検討中とのこと。

松本駅以北で、Suicaエリアが一気に広がることになりそうです。


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