
2023年2月12日、大阪駅 地下ホーム(うめきた新駅)開業に伴う線路切替工事の影響で、特急 「くろしお」 は 天王寺~新大阪・京都駅間で終日運転を取り止め、天王寺駅で折り返し運転を行いました。
通常であれば 大阪環状線から阪和線へ直通するため、15番のりば(大和路線ホーム)から発車しますが、この日は 全列車 1番のりば(阪和線ホーム)から発車しました。
今回、夜の時間帯に天王寺駅を訪れ、1番のりばから発車する特急くろしおを撮影しました。
発車標の写真を中心に紹介します。
※2023年2月17日追記※
記事タイトルを変更しました。
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まずは、東改札口に設置されている液晶ディスプレイ発車標から。
この発車標には、関西空港へ向かう特急はるかと、和歌山方面へ向かう特急くろしおの発車案内が表示されます。
通常であれば、20:18発・20:48発・21:18発の特急はるかがあるのですが、線路切替工事の影響で はるかが全列車運休しているため、4段全てに特急くろしおが表示されていました。
のりばは全て、1番のりばからの発車となっています。

15・16番のりばへ下りる階段のところに、特急くろしお号 のりば変更の案内が貼ってありました。

隣にある貼り紙には、特急はるか号 運転取り止めの案内が4ヶ国語で書かれていました。


続いて、阪和線ホームの跨線橋前にある発車標を撮影。
こちらも、3段全て 1番のりばから発車する特急くろしおが表示されています。
真ん中の段に表示されている 紀伊田辺行きのくろしおは、1日に1本しか設定されていません。
(2023年2月現在、金曜と土休日のみ運転)


1・2番のりばに設置されている発車標です。
一番下の段に、特急くろしお 白浜行きの表示が出ていました。
かつて 特急くろしおは大阪環状線や新大阪駅に乗り入れておらず、 全て天王寺駅始発・終着でした。
1・2番のりばは特急専用ホームとなっており、中間改札もあったとか。
新大阪駅・京都駅への乗り入れが始まったのは、1989年に 阪和線から大和路線ホームへの短絡線(当時は単線)が完成してからのことです。
2008年にこの短絡線が複線化され、2010年のダイヤ改正で くろしおの全定期列車が新大阪(一部は京都)発着となっています。
2023年2月現在、1番のりばから発車する定期列車はなく、ごく一部の快速電車が到着するのみです。
人身事故などで大阪環状線への直通運転が中止された関空/紀州路快速が、1番のりばを発着することがあります。
また、2・3番のりばは線路を共有しており、2番のりばが降車ホーム、3番のりばが乗車ホームとなっています。
このように、1・2番のりばから発車する列車がほとんどないため、発車標には 15番のりばから発車する快速電車や特急列車の案内が表示されています。

特急くろしおの乗車口表示が、柱に貼ってありました。

1番のりばに停車中の特急くろしお 白浜行きを撮影。
車両は 287系でした。

しゃがんで撮ると、こんな感じ。


ホームの東端から和歌山方を撮影。
留置線に、283系(オーシャンアロー車両)がいました。

天王寺駅 2番のりばの駅名標です。
特急くろしお 白浜行きの表示も入れて撮ってみました。

今度は、後ろから車両を撮影。

1・2番のりばの案内看板に、『特急 くろしお号 和歌山・白浜方面』 『大阪駅 「うめきたエリア」線路切替工事のため 本日はのりばを①番のりばに変更しています』 と書かれた紙が貼り付けられていました。

中央改札口から阪和線ホームへの入口にある のりば変更の案内も撮影。


続いて、中央改札口に設置されている発車標を 改札内側から撮影。


15番のりばの発車標に、1番のりばから発車する特急くろしおの案内表示が出ていました。
以上、天王寺駅 1番のりばから発車する特急くろしおを紹介しました。
1番のりばに停車している283系や289系、パンダくろしおも撮りたいところでしたが、きのくに線(新宮~和歌山)の主要駅で 特急くろしお 「天王寺行き」 の表示を撮り集めるのに予想以上に時間がかかったことや、カメラのバッテリーが切れてしまったため、できませんでした。