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※上の写真は、寺前駅に停車中の臨時快速 「天空の城 竹田城跡号」 。
和田山駅から山陰本線に乗り入れ、城崎温泉駅まで運転されました。(2016年4月撮影)



JR西日本が 2021年3月13日に実施するダイヤ改正。

北近畿地区では、ICOCAエリアの拡大 や 最終列車の繰り上げなどが話題になっています。

前回の記事で、山陰本線(園部~居組)・舞鶴線・播但線の快速が全て廃止される件について書きましたが、その一方で新たに登場する列車もあります。

播但線と山陰本線を直通する普通列車です。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年春ダイヤ改正について (JR西日本 福知山支社)

★前回の記事★



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寺前~豊岡 直通列車
※JR西日本 ニュースリリースより引用。


今回のダイヤ改正で、寺前~豊岡駅間を直通する普通列車が1往復設定されます。

往路・復路共に午前中に運転され、往路は寺前7時26分発、復路は豊岡8時47分発です。

往路の列車が豊岡駅で折り返して復路の列車となるのではなく、往路の列車と復路の列車が 豊岡駅の1つ手前の国府駅で行き違います。


播但線の非電化区間は、これまで 全ての普通列車が寺前~和田山駅間での運転でした。

山陰本線との直通列車が設定されるのは、臨時快速 「天空の城 竹田城跡号」 が 2015年10月1日から2019年5月6日まで 寺前~城崎温泉駅間を運転して以来のことです。
※特急 「はまかぜ」 「かにカニはまかぜ」 を除きます。


寺前~豊岡 直通列車(改正前)

現行ダイヤでは、寺前7時27分発の和田山行きがありますが、この列車に乗って豊岡方面へ向かう場合、終点の和田山駅で普通列車を1時間以上待たなければなりませんでした。

和田山駅を発車する豊岡方面の普通列車は、7時36分発の次が9時30分発と 運転間隔が2時間近く開いており、8時24分に到着する播但線からの乗り継ぎが非常に不便だったんですよね。


寺前~豊岡 直通列車(改正後)

今回の直通列車の登場で、朝の時間帯の 播但線から豊岡方面への利便性が劇的に向上。

和田山~豊岡駅間では、運転間隔が2時間開いていた時間帯に1本増発され、概ね1時間間隔となります。


豊岡~寺前 直通列車(改正前)
豊岡~寺前 直通列車(改正後)
復路の列車についても、図にしてみました。

現行ダイヤでは、豊岡8時24分発の福知山行きに乗って 寺前方面へ向かう場合、和田山駅で36分待たされるんですよね。

改正後は、和田山9時29分発の寺前行きの運転区間を 豊岡~寺前駅間に延長する形で直通列車が設定されています。


和田山9時29分発の列車は、現行だと長谷駅を通過する 「快速」 ですが、改正後は普通列車として各駅に停車することになります。

それにも関わらず、和田山~寺前駅間の所要時間が全く変わらないという謎現象が起こっているんですよね・・・。

これなら、わざわざ快速として運転する必要はなかったでしょう。



以上、寺前~豊岡駅間の直通列車について書きました。


ニュースリリースを見た当初は、まさか播但線⇔山陰本線を直通する普通列車が設定されるとは思わず、ずいぶんと思い切ったことをするなぁと感心していました。

しかし、現行の発車時刻を調べるうちに、播但線から山陰本線への接続の悪さに驚き、むしろなぜ今まで設定されていなかったのか不思議に思えてきました。

山陰本線の福知山~豊岡駅間は、概ね1時間間隔で運転される印象を持っていたので、運転間隔が2時間近く開く時間帯があるとは知らなかったです。



余談ですが、豊岡8時24分発の福知山行き(毎日運転)は、改正後 8時20分発の篠山口行き(土休日運転)に変更されます。

山陰本線から福知山線へ直通する普通列車が登場するのは、初めてではないでしょうか?

ただし、この列車は福知山駅で28分も停車するため、乗り換えなしとはいえ、利便性が良いようには思えませんね・・・。
(福知山9時41分着 / 10時9分発)


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