岩国~徳山駅間は、山陽線 柳井経由と岩徳線経由の2ルートがあります。
※正確には岩国~櫛ヶ浜駅間。櫛ヶ浜~徳山駅間は、岩徳線の列車が山陽線に乗り入れます。


岩徳線は 山陽線の短絡線として建設され、1934年の全通後は山陽線に編入されました。
(これに伴い、岩国~櫛ヶ浜駅間の山陽線は 「柳井線」 に改称)

しかし、複線化が計画された際、勾配やカーブが多いことに加え、長大トンネルをもう1本掘らなければならないことから、複線化は 元の山陽線である柳井線経由で実施されました。

柳井線は1944年に複線化が完了して 山陽線に再編入。 1964年には電化もされています。

一方、短絡線のほうは 「岩徳線」 として山陽線から切り離され、複線化も電化も行われず、ローカル線となっています。


今回、2021年9月に 徳山駅と岩国駅で 岩徳線の列車と発車標・駅名標を撮影しました。

このブログで紹介しておきたいと思います。



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徳山駅

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まずは、徳山駅から。

岩徳線の列車は、3番のりばの下関側から発車します。

車両は、キハ40形気動車でした。


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車両側面の行き先表示を撮影。

ワンマン運転を実施しているため、行き先と 「ワンマン」 が交互に表示されます。


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3番のりばの発車標です。

種別表示は、普通ではなく 「ワンマン」 になっていました。

列車名欄には、両数が表示されます。

山陽線経由の岩国行きと区別するためにも、種別欄か列車名欄に路線名を表示するか、行き先欄に 「岩徳線経由 岩国」 と表示してほしいところですね。


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3番のりばの駅名標です。

岩徳線のラインカラーは緑色ですが、駅名標の帯の色は 山陽線 岩国~下関駅間のラインカラー かつ JR西日本のコーポレートカラーである 青色となっています。


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ついでに、先ほどの反対側・4番のりばの駅名標も撮影。


その後、岩徳線の列車に乗って 岩国駅へ向かいました。

当初は 山陽線 柳井経由で岩国駅へ向かう予定でしたが、徳山駅で27分も停車(10:44着・11:11発)した上、岩徳線の発車時刻(11:14発)が近かったので、急きょ 岩徳線に乗り換えることに。

岩徳線に乗るのは 2017年8月以来4年ぶり。 徳山側から乗るのは今回が初めてです。





岩国駅

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岩国駅には12時31分に到着しました。

列車を降り、まずは車両を撮影。


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車両側面の行き先表示を撮影。

てっきり、回送列車として車庫に引き上げるのかと思いきや、1時間近く停車して 13時29分発の徳山行きになるようです。


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後ろから車両を撮ると、こんな感じ。


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1番のりばに設置されている発車標です。

上の段に岩徳線、下の段に錦川清流線の発車案内が表示されます。

表示される文字のフォントは、徳山駅の発車標と大きく異なります。

種別表示は 「ワンマン」 ではなく 「普通」 でした。


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1番のりばの駅名標です。

この駅は、岩徳線内で唯一、帯の色が緑色の駅名標が設置されています。


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岩徳線と錦川清流線では、ICOCAやSuicaなどのICカードは使えません。

そのため、改札内通路に このような貼り紙が掲示されていました。

なお、山陽線の下りは 隣の南岩国駅までしかICカードが使えませんが、2022年春から 徳山駅までの各駅で使えるようになる予定です。






以上、徳山駅と岩国駅で撮影した 岩徳線の列車と発車標、駅名標を紹介しました。


※あとになって気づきましたが、徳山駅に関しては 今回と似たような記事を2つも書いていました。



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