津田英治さんが、2025年1月13日に亡くなられたそうです。

76歳でした。

謹んでお悔やみ申し上げます。

ご冥福をお祈りします。


【所属事務所の公式ホームページ】
【訃報】 弊社所属タレント 津田 英治 逝去のご連絡
 

津田さんは、多くの鉄道会社で駅自動放送を担当されていました。

代表的なのが、JR東日本の初代ATOS放送

向山佳比子(さきやま けいこ)さんと共に 長らくATOS放送を担当され、山手線や東海道線、中央線などなど、首都圏の大半の駅で津田さんの自動放送を聞くことができました。

2014年12月以降は、後任の田中一永(たなか かずひさ)さんの放送に順次置き換えられましたが、武蔵野線や総武線、根岸線などの一部の駅で、今でも津田さんのATOS放送が残っています。


関西では、JR西日本の大阪環状線大和路線JRゆめ咲線おおさか東線(高井田中央~久宝寺)の駅自動放送でおなじみですね。

こちらも向山さんとペアで担当されていて、最近は 「うれしート」 関連の音声パーツが追加されたばかりでした。


かつては近鉄の多くの駅で津田さんの自動放送が流れていて、鶴橋駅では 近鉄とJR西日本の両方で津田さんの自動放送が流れていたことも。

また、けいはんな線の車内自動放送も津田さんでした。


他には、神戸市営地下鉄 西神・山手線や 大阪モノレールの駅自動放送も、かつては津田さんが担当。

1999年までは 大阪市営地下鉄の車内自動放送も津田さんで、谷町線など 一部の路線で駅自動放送を担当されていたことも。


2011年からは、JR東海の中央西線(金山~中津川)でも、ATOS放送のお2人が駅自動放送を担当。

ただし、2014年に東海道線(豊橋~大垣)で自動放送が更新された際、女声は向山さんだったのに対し、男声は津田さんではありませんでした。



こんな感じで長々書きましたが、津田さんは 関東のATOS放送だけでなく、関西などでも駅自動放送を担当されていたので、音鉄界隈では誰もが知る有名人でした。

鉄道ファンでなくとも、多くの人が津田さんの自動放送を耳にしているでしょう。


そんな津田さんは70代と高齢になり、最近追加された 「うれしート」 関連の音声パーツも かなり苦しそうな感じでした。

いつか亡くなる日が来ると分かっていましたが、まさか今年だとは・・・。

まだ76歳。

昨年亡くなった西田敏行さんも、76歳でした。

70代で亡くなるのは、高齢とはいえ早いなって思います。

自分にとっては聞き慣れた声だったので、ショックが大きいです。



自分が鉄道に興味を持ち始めたのは、大阪駅で 大阪環状線ホームと JR京都線・神戸線・宝塚線ホームとで 駅自動放送の声が違うことに気づいたのがきっかけでした。
(後者は男声:村山明さん、女声:よしいけいこさん)

また、田中一永さんの新ATOS放送が登場した際、ネットではなぜか 多くの音鉄に 有田洋之さん(大阪メトロなどの駅自動放送を担当)の声だと勘違いされて、「そんなわけねぇだろ!全然違うし!」 って一人で怒ってたのも懐かしいです。






気になるのは、大阪環状線や大和路線などの男声放送が今後どうなるかです。

津田さんが亡くなられた以上、新たな音声パーツの収録は不可能になりました。

別の人の声で新たな音声パーツを収録して 継ぎ接ぎ感のある放送にするのか、ATOS放送のように 男声の放送だけ別の人で全て録り直すのか、あるいは 女声も含め駅自動放送を一新(合成音声化?)するのか。

大阪環状・大和路線運行管理システムが おおさか東線に先行導入されてから、今年の春で17年になります。

あと3年でシステムの更新時期かと思いますが、それよりも前に 津田さんの放送が更新されることになるのでしょうか。

まずは、今年の4月に新たに登場する JR奈良線の臨時特急 「いにしへ」 号 の 奈良駅の放送がどうなるのか・・・。

注目していきたいと思います。


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