※敦賀駅の改札口(現:西口)に設置されていた古い発車標。(2023年7月撮影)
関西と金沢を結んでいた 特急 「サンダーバード」。
金沢方面へ向かう列車は ほとんどが金沢行きでしたが、1日に1本だけ 「和倉温泉行き」 が設定されていました。
金沢を越えて七尾線へ直通する、唯一の列車だったんですよね。
2024年3月16日のダイヤ改正で、北陸新幹線 金沢~敦賀駅間が延伸開業し、北陸本線の同区間が第三セクター(IRいしかわ鉄道・ハピラインふくい)に経営移管されました。
これにより、同区間を走る特急列車が全廃され、関西からの特急サンダーバードやしらさぎは、全て敦賀止まりとなっています。
自分は、2023年7月に敦賀駅を訪れ、特急サンダーバード 「和倉温泉行き」 を撮影し、以前このブログで紹介しました。
しかしその後、2023年12月に 改札口の古い3色LED発車標が撤去され、代わって 液晶ディスプレイ(LCD)の発車標が設置されたのです。
そこで、2024年2月に改めて敦賀駅を訪れ、特急サンダーバード 「和倉温泉行き」 の表示を撮影しました。
このブログで紹介しておきたいと思います。
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まずは、改札内の跨線橋に設置されている発車標から。
敦賀駅では、改札口だけでなく 改札内の跨線橋にもLCD発車標が設置されました。
各ホームへ下りる階段の手前に それぞれ設置されています。
一番下の段に、特急サンダーバード17号 「和倉温泉行き」 が表示されました!
2024年の元日に発生した能登半島地震の影響で 七尾線が不通となり、サンダーバード17号は 和倉温泉行きから金沢行きに変更されていたんですよね。
1月22日に羽咋~七尾駅間が復旧し、サンダーバードの七尾線乗り入れも再開。
通常ダイヤでは設定されていない 「七尾行き」 のサンダーバードが運転されました。
2月15日に七尾~和倉温泉駅間が復旧し、サンダーバードも 七尾行きから和倉温泉行きに戻っています。
改札口に設置されているLCD発車標も撮影。
和倉温泉行きの表示が、一番上の段に表示されました。
先発の列車は、列車名や発車時刻、行き先などが大きく表示されます。
この列車は 敦賀を出ると、福井・芦原温泉・加賀温泉・金沢・羽咋・七尾・和倉温泉に停車していました。
(武生・鯖江・小松は通過)
しかし、LCD発車標には、福井・芦原温泉・加賀温泉の3駅しか表示されていません。
この発車標は、停車駅が3駅しか表示されない仕様になっているのです。
改札内跨線橋にあるLCD発車標も、改めて撮影。
※上の写真は、2023年7月に撮影。
続いて、3・5番のりばに設置されている発車標をご紹介。
2023年7月に訪れた時は、こんな感じでしたが・・・
今回訪れると、新快速の表示がオレンジ色から赤色に、列車名が緑色から赤色に変更されていました。
そのため、発車標に特急2本と新快速が表示されると、種別・列車名欄が真っ赤になります。
種別・列車名表示を拡大して撮影。
行き先表示も拡大して撮ってみました。
特急サンダーバードは、5号車と6号車が自由席でした。
2024年3月16日のダイヤ改正で、サンダーバードやしらさぎは全車指定席に変更されています。
一番下の段に 特急サンダーバード 「和倉温泉行き」 が表示されているところも撮影。
3番のりばに、特急サンダーバード17号 「和倉温泉行き」 が入線してきました。
列車がまいります 表示を撮影。
この駅のLCD発車標は、発車時刻の1分前になると、表示が点滅します。
(列車名・時刻・行き先・両数・のりばの表示が、暗くなったり明るくなったりを繰り返します)
発車メロディが鳴ると、表示が次に切り替わります。
車両側面の方向幕と行き先表示を撮影。
「和倉温泉」 の表示は 七尾線の特急 「能登かがり火」 で見られますが、「サンダーバード」 方向幕と 「和倉温泉」 表示の組み合わせは、もう2度と見られないでしょう。
以上、敦賀駅で撮影した特急サンダーバード 「和倉温泉行き」 の表示を紹介しました。
七尾線 七尾~和倉温泉駅間の運転再開がダイヤ改正後になってしまったら、和倉温泉発着のサンダーバードが 地震後に一度も運転されることなく運行終了になるところでした。
ダイヤ改正前に復活して、本当に良かったです。