
宇部新川駅を発車する宇部線の下り列車は ほとんどが宇部行きですが、かつては 「厚狭行き」 が設定されていました。
2019年時点で朝に1本、夕方に1本の計2本設定されていましたが、2020年3月のダイヤ改正で 夕方の列車が宇部行きに短縮。
その後、2023年3月のダイヤ改正で 朝の列車が下関行きに延長され、宇部線からの厚狭行きが姿を消しています。
今回は、宇部新川駅で撮影した普通 「厚狭行き」 をご紹介。
以前設置されていた古い発車標と 新しい発車標を新旧比較したいと思います。
※古い発車標は2019年3月、新しい発車標は2022年8月に撮影しました。
※ホームには 発車標が設置されていません。
★過去記事★
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まずは、かつて改札口に設置されていた古い発車標から。
発車時刻がオレンジ色ではなく赤色で表示されるなど、JR西日本の他の駅では見られないタイプの発車標でした。
厚狭行きの表示は、「宇部方面 厚狭」 「Asa (Via Ube)」 となっています。
宇部駅から山陽線 厚狭方面に乗り入れる電車の場合、古い発車標では 行き先に 「宇部方面」 を付けて案内していたんですよね。
JR西日本の発車標で、行き先欄に 「(Via ○○)」 表示が出ていたのは、この駅だけではないでしょうか?


そしてこちらが新しい発車標です。
古い発車標に比べ 横幅が長くなり、種別欄と時刻欄の間に 両数が表示されるようになりました。
表示される文字のフォントが、古い発車標と大きく異なっています。
厚狭行きは 「宇部方面」 「(Via Ube)」 が付かなくなり、ただ単に 「厚狭」 「Asa」 と表示されています。


行き先表示の新旧写真を並べてみました。
行き先欄の幅が 3文字分から4文字分に広がっています。


英語表示は、こんな感じ。


ついでに、種別・両数表示も拡大して撮ってみました。
ワンマン運転を行う普通列車の場合、これまでは 種別欄に 「ワンマン」 と表示されていましたが、新しい発車標では 「普通」 で統一されています。

1番のりばに到着した普通 厚狭行きを撮影。
車両は、2両編成の105系でした。

車両前面の方向幕を撮影。
この厚狭行きは当駅始発ですが、方向幕は 「宇部線経由」 と書かれたものが掲示されています。

車両側面の方向幕も撮影。

隣のホーム 3番のりばには、「宇部岬行き」 が停車していました。
こちらは、クモハ123形が使われています。
以上、宇部新川駅で撮影した 「厚狭行き」 を紹介しました。
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