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※宍道駅に停車中の特急やくも 出雲市行き。国鉄車両の381系です。
(2018年10月撮影)



岡山~出雲市駅間を結ぶ特急 「やくも」。

1982年に伯備線が全線電化して以来、国鉄車両の381系が使われ続けてきました。

2022年2月現在、国鉄特急型電車で運転される定期列車は、特急やくもの381系のみとなっています。


そんな特急やくもですが、以前 「JR西日本が 2022年を目途に381系を置き換える新型車両を導入する方針を固めた」 と報道があったんですよね。

続報が気になっていたところ、2022年2月16日、JR西日本が公式ホームページで、特急やくもの新型車両投入について発表しました。

このブログで、さっそく取り上げたいと思います。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
特急「やくも」への新型車両の投入について
2022年2月社長会見


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新型やくも2
※新型車両のイメージ。詳細仕様やデザインは検討中とのこと。
(JR西日本 ニュースリリースより引用)



車両形式は 「273系」。特急形直流電車です。

運行区間は、現行のやくもと同様、岡山~出雲市駅間。

投入車両数は、44両(4両×11編成)とのこと。

2024年春以降に営業運転を開始し、381系を順次置き換える予定です。



車両の概要は 以下の通り。


・防犯カメラの設置、車体の衝突安全対策、機器の二重系化

・座席間隔の拡大、座り心地を改善した座席、空気清浄機搭載、抗菌・抗ウイルス加工

・車椅子スペース拡大、多目的室の設置

・車内Wi-Fi、全席コンセント、大型荷物スペース設置

・VVVF制御装置、LED照明


中でも大注目なのが、今回新たに開発・実用化した、国内初となる 「車上型の制御付自然振り子方式」 の採用です。
(JR西日本、鉄道総合技術研究所、川崎車両による共同開発)

車上の曲線データと走行地点のデータを連続して照合し、適切なタイミングで車体を傾斜させます。

あらかじめ曲線区間に入るタイミングで車体を傾斜させ、滑らかに遠心力を打ち消すことで、381系の 「自然振り子方式」 と比べて 乗り心地が大きく向上するとのこと。


また今回、特急 「やくも」 の運行開始50周年を記念して、現行の381系1編成を 「国鉄色」 に塗り替えることも発表されました。






ついに 「やくも」 の新型車両投入が 正式に発表されましたね!

以前 2022年を目途に投入と報じられていましたが、やはり今年中に投入するのは無理だったようで、2年後となりました。

273系の運行開始が待ち遠しいです。


新型車両のイメージは、見たところ 特急 「こうのとり」 や 「くろしお」 で使われている287系に似ています。

287系と同様に白主体のデザインとなるのか、それとも 現在の381系の塗装を踏襲するのか、はたまた 287系や381系と大きく異なるデザインになるのか、非常に気になりますね。


381系のやくもは 「自然振り子方式」 であるが故に、電車酔いしやすいと言われています。

また、特急 「くろしお」 では 2011年以降、振り子式ではない287系や289系が順次投入され、所要時間が増加しています。

273系に 車上型の制御付自然振り子方式を採用することで、所要時間の維持・短縮と快適性向上(電車酔い防止)の両立に期待ですね。


現行の381系やくもは 4両編成のほか、6両、7両、9両で運転される列車もあります。

273系は全て4両編成のため、4両か 2本つなげて8両かの2択なんですよね。

利用客の多い時期・時間によっては、4両だと輸送力不足、8両だと供給過剰(繁忙期だと8両でも足りない?)になるかもしれません。



今回の発表で、381系引退へのカウントダウンが始まりました。

毎日新聞の報道 によると、「2024年度中に全て273系に置き換える」 とのこと。

おそらく、2025年春のダイヤ改正で 381系が姿を消すのではないかと思います。




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